1号営業キャバクラ、ホストクラブ、料亭の許可の営業所の構造とは?

 

風俗営業の許可要件の確認の重要なポイント!風俗営業法と都道府県条例」において、風俗営業許可の許可要件についてご紹介させていただきました。

その中の人的欠格事由については、「1号営業キャバクラ、ホストクラブ、料亭の許可の人的欠格事由とは?」で解説しましたのでご確認ください。

さて、本日は「営業所の構造」について、解説をしたいと思います。風俗営業第1号許可を取得する場合、間取りや見通し、照度、広告、装飾など風俗営業法において許可基準が予め定められています。

おさらいですが、風俗営業許可の許可基準は、風俗営業法によるものと都道府県条例などによるものの2つが存在し、このすべての基準を満たすことが必要です。

上記のようなことを留意した上で、本日は風俗営業法上の許可基準である「営業所の構造」についてみていきたいと思います。

 

営業所の構造(キャバクラ、ホストクラブ、料亭)

 

営業所の設備が以下の基準に適合しなければ風俗営業法第1号(キャバクラ、ホストクラブ、料亭)の許可は下りません(風俗営業法第2条第1項第1号)。

 

客室の床面積は、和風の客室に係るものにあっては一室の床面積を9.5㎡以上とし、その他のものにあたっては一室の床面積を16.5㎡以上とすること。ただし、客室の数が一室のみである場合は、この限りではない。
客室の内部が当該営業所の外部から容易に見通すことができないものであること。
※ 外から店内が丸見えではいけません。スモークシールなどの対策が必要です。
客室の内部に見通しを妨げる設備を設けないこと。
※ 衝立その他の遮蔽物で、概ね100㎝をこえないこと。
善良な風俗または清浄な風俗環境を害するおそれのある写真、広告物、装飾その他(女性の裸や下着など)の設備を設けないこと。
客室の出入り口に施錠の設備を設けないこと。ただし、営業所外に直接通じる客室の出入り口については、この限りではない。
規則第30条に定めるところにより計った営業所内の照度が5ルクス以下(ろうそくの明かりが10ルクス程度)とならないように維持されるために必要な構造または設備を有すること。
※ 照明スイッチの横に照度を調節できるスイッチ(スライダックス)がついて居た場合、原則撤去が必要です(完全に動かないように固定すればいいですが、テープで固定の場合は再検査の対象になる)。
規則32条に定めるところにより計った騒音または振動の数値が法第15条の規定に基づく条例で定める数値に満たないように維持されるために必要な構造または設備を有すること。

 

※ あくまでも上記は、風俗営業法上の許可基準であり、第1号許可を取得する場合は、飲食店の許可も予め取得する必要があります。この許可については別に記事をたてますが、これは飲食店業許可の基準も併せてクリアーすることが必要です。

 

まとめとして

 

風俗営業第1号許可を取得する場合、飲食店業の許可も取得することが必要です。上記の「営業所の構造」については、あくまでも風俗営業第1号許可を取得するための基準です。

そのため、併せて飲食店業の許可の基準もクリアーすることが必要なことはいうまでもありません。飲食店の許可については別に記事をたてますが、設備等の基準について大まかに掲載したいと思います。

 

食品衛生責任者がいること。
※ いない場合は誓約書を書き、申請から3ヶ月以内に講習等を受けて取得すること。
調理場と客室等との境界となるドア等の区画を設置すること。
給湯設備を設置すること。
冷蔵設備(冷蔵庫、コールドテーブル等)を設置すること。
食器戸棚(必ず戸のついているもの)を設置すること。
従業員用手洗、消毒装置(いわゆるL5)を設置すること。
2槽シンク(湯、水がそれぞれのシンクで使えること)を設置すること。
トイレ(従業者兼用で構わない)を設置すること。
トイレの手洗、消毒装置を設置すること。
換気、照明設備を設置すること。

 

※ これらがそろえば、ガス台や電子レンジなどは任意です。ただし、設置する場合には調理室内に設置することが必要です。製氷機やビールサーバーなどの調理設備は、調理場内に設置しなければなりません。

飲食店業許可の設備基準は、「居抜き物件」の場合は、ほぼクリアー可能と思います。物件選びから専門の不動産屋さんに相談するといいでしょう。