一般貨物自動車運送事業許可の申請の流れ!

 

前回まで、大まかな一般貨物自動車運送事業許可を取得するために必要な、「5つの要件」について解説しました。

 

この要件は、全て満たさなければ許可が取得できない条件のことで、許可を取得できたということは、法令に定められた一般貨物自動車運送事業の条件を満たした許可事業者であることになります。

 

さて、実際に許可を取得しようと考えた場合、どのような流れで進められるのでしょうか?また、どの程度の期間をトータルで要するのでしょうか?

 

本日は、この一般貨物自動車運送事業許可取得に係る流れを解説したいと思います。

 

一般貨物自動車運送事業許可取得に係る流れ

 

一般貨物自動車運送事業許可を取得するためには、先にリンクを張った5つの要件のうち「①資金の要件」、「②人の要件」、「③場所の要件」、「④車両の要件」を事前に満たした上で、申請窓口である申請者の営業所を管轄する地方運輸局に申請書を提出することになります。

 

ちなみに、実際の申請窓口は地方運輸局の出先機関として各都道府県に置かれている運輸支局の輸送課に申請書類を提出します。関東の場合は、関東運輸局の以下の窓口に申請書類を提出します。

 

茨城県
茨城運輸支局
水戸市住吉町353
栃木県
栃木運輸支局
宇都宮市八千代1-14-8
群馬県
群馬運輸支局
前橋市上泉町399-1
埼玉県
埼玉運輸支局
さいたま市西区大字中釘2154-2
千葉県
千葉運輸支局
千葉市美浜区新港198
東京都
東京運輸支局本庁舎
品川区東大井1-12-17
神奈川県
神奈川運輸支局
横浜市都筑区池辺町3540
山梨県
山梨運輸支局
笛吹市石和町唐柏1000-9

 

この申請に係る着手から申請窓口への申請書の提出までの期間を、「準備期間」といい不動産調査や不動産や設備・車両等の施設などの選定を含めて概ね6か月程度かかることが一般的です。

 

特に、車庫の選定は難しく、準備期間が1年以上かかることもざらです。

 

さて、申請窓口に無事書類を提出した後に許可が下りるまでの、役所側に処理期間(標準処理期間)はどの程度かかるのでしょうか?各地の運輸局長の公示でおおよそ「3ヶ月から4ヵ月」と定められています。

 

もちろん、この標準処理期間の間に、「⑤法令試験」に合格していることが条件にはなります。もしも、1回で合格せず2回目の受験が必要な場合は、その期間も標準処理期間に追加されます。

 

一般貨物自動車運送事業許可がおりて、運送業許可証が交付された後に緑ナンバー取得等の庶務があります。この庶務期間は、規模にもよりますが、概ね1ヶ月程度をお考えいただければよいと思います。

 

ここまでできて、晴れて運送事業者として仕事ができることになります。

 

まとめれば、一般貨物自動車運送事業許可取得に着手してから緑ナンバー取得等に至るまでの全体の期間は、6か月から1年ぐらいが一般的です。

 

準備機関
概ね3ヶ月から6か月
申請に係る着手から申請窓口への申請書の提出するまでの期間をいいます。
標準処理期間
概ね3ヶ月から4ヵ月
申請受理後、許可が下りるまでの役所側の処理期間をいいます。ただし、法令試験の合否によっては、期間の伸長がある場合があります。
概ね1ヶ月
運送業許可証が交付された後に緑ナンバー取得等までの期間をいいます(事業用自動車登録など)。

 

まとめとして

 

一般貨物自動車運送業許可の取得で一番難儀する部分は、「③場所の要件」の不動産(特に車庫)の確保です。この期間により、全体の期間は大幅に変わってきます。

 

先に独自の判断で不動産を確保すると、選定しなおしになる場合もありますので、必ず専門の行政書士を交えて不動産の確保をご検討ください。

 

物件の選定を不動産業者に頼んでも、不動産屋さんが全て運送業許可に詳しいとは限りません。

 

不動産の選定も含めて、スケジュール・事業計画作成の前に、必ず行政書士にご連絡ください!