一般貨物自動車運送事業許可の5つの要件の1つ!法令試験とは?

 

以前、「一般貨物自動車運送事業許可の5つの要件とは?」にて、許可取得に必要な要件をざっくりと解説しました。

 

本日は、その5つの要件の中の1つの「法令試験」について解説をいたします。

 

一般貨物自動車運送事業許可の申請は、まず「①資金の要件」、「②人の要件」、「③場所の要件」、「④車両の要件」を満たした上で、申請を行います。

 

そして、申請受付後に「法令試験」を受験して合格しないと、その他の①~④の要件を満たしていても許可は下りません。

 

本日は、この最後の難所である「法令試験」について、受験者、出題範囲、合格基準などについて解説をしたいと思います。

 

法令試験

 

先に説明した通り、一般貨物自動車運送事業の許可申請を行う場合には、先ず、「①資金の要件」、「②人の要件」、「③場所の要件」、「④車両の要件」を満たした上で許可申請を行います。

 

申請受理後に法令試験を受験して合格して、はじめて許可を受けることが可能になります。この最後の難所である法令試験はどのように実施されるのでしょうか?

 

下記にその試験要領をご紹介したいと思います。

 

  • 受験者

 

個人であれば個人事業主、法人であれば運送事業に関わる常勤の役員のうち1名が受験します。

 

  • 出題範囲

 

以下のなかから、〇×方式および語群選択方式で出題されます。

 

貨物自動車運送事業法
貨物自動車運送事業法施行規則
貨物自動車運送事業法輸送安全規則
貨物自動車運送事業法報告規則
自動車事故報告規則
道路運送法
道路運送車両法
道路交通法
労働基準法
自動車運転者の労働時間等の改善のための基準
労働安全衛生法
私的独占禁止および公正取引の確保に関する法律(独占禁止法)
下請代金支払遅延等防止法

 

  • 合格基準

 

試験問題30問中8割以上合格(24問以上正解で合格)

 

  • 試験時間と試験場所

 

試験時間は50分です。試験実施場所は、各地の地方陸運局となります。

 

  • 遅刻・欠席

 

試験当日30分以上遅刻した場合は、受験することはできず、不合格となります。このことは、欠席した場合も、同じです。ただし、公共交通機関の遅延により受験できなかった場合は、例外措置があります。

 

  • 2回の受験で合格できない場合

 

法令試験を2回受験しても合格できない場合、許可申請の取下げとなります。申請を取下げるには、「一般貨物自動車運送事業計画書の申請取り下げ願い」を管轄の地方陸運局に提出します。

 

まとめとして

 

法令試験は許可申請のための要件の一つであることから、必ずしも他の国家試験のように落とすための試験ではありません。

 

そのため、変にひねくれた問題などは少なく、しっかり勉強すれば問題なく合格できるレベルです。

 

運転免許の試験については、一般の方でも合格できたはずです。法令試験も同様に、対象は法律家志望者ではなく一般の方です。

 

気負う必要はありませんが、勉強はして置く必要はあると思います。