産業廃棄物収集運搬業許可の取得後に行う義務

 

産業廃棄物収集運搬業許可を取得後には、許可業者として行うべき義務があります。当然、関連法規を遵守して行うことは当然です。定められた施設(車輌、船舶、容器など)を使用して業務を行うことは義務の一つとして大きなものです。

 

ただし、その中でも一般的にあまり馴染みのないものに「運搬車の表示や書面の備付け」があります。これは、自らが産業廃棄物収集運搬業者である旨を表示して、責任をもって業務を行うことが促されていることになります。

 

特に産業廃棄物処理については、過去に不法投棄等の違法行為が問題になった経緯があります。祖のような悪質な行為の予防策の一環として定められた義務になります。よって、許可の要らない排出者であっても部分的に必要になる事項ですのでご確認ください。

 

運搬車の表示や書面の備付けとは?

 

悪質な業者による産業廃棄物の不法投棄対策 の一環として運搬車への表示および斜面の備付けが義務付けられています。

 

具体的には、産業廃棄物を運搬する車両は、車体の外側に産業廃棄物の収集運搬車である旨を表示するとともに、運搬車両には、運搬中の産業廃棄物に関する情報等を記載した書面等の携帯が必要です(廃棄物処理法施行令第6条第1号イ、同法施行規則第7条の2の2)。

 

このことは、許可の要らない排出者自ら運搬する場合でも、「産業廃棄物収集運搬車であることと、排出業者名を表示すること」「運搬中の産業廃棄物に関する情報等を記載した書面等の携帯」は、必要になります。

 

さて、産業廃棄物収集運搬業許可を受けた事業者は、以下の表示と携帯が必要になります。

 

運搬車両に表示する事項
①産業廃棄物収集運搬車であること、②事業者名、③許可番号(下6けた)
書類の携帯義務
①産業廃棄物収集運搬業の許可証の写し、②マニフェスト(産業廃棄物管理票)

 

まとめとして

 

本日は、運搬車の表示や書面の備付けについて解説しました。ここで重要なことは、「許可の要らない排出者」でも、「産業廃棄物収集運搬車であることと、排出業者名を表示すること」「運搬中の産業廃棄物に関する情報等を記載した書面等の携帯」は、必要になるということです。

 

許可業者は、他人の産業廃棄物を収集運搬するので、表示や書面の備付けの義務があることは安易に想像できると思います。しかし、許可の要らない排出者であっても、運搬しているものは普通の荷物ではないのです。

 

あくまでも周辺環境に影響のある産業廃棄物である以上、必要な表示や書面の備付けは必要になります。

 

このような、制度の趣旨も鑑みて許可制度を把握していただければ幸いです。