産業廃棄物収集運搬業と産業廃棄物処分業の2つがある!

 

産業廃棄物処理業務の種類には、産業廃棄物収集運搬業産業廃棄物処分業の2つがあります。また、産業廃棄物収集運搬業は扱う産業廃棄物の種類によって①産業廃棄物収集運搬業と②特別管理産業廃棄物収集運搬業に分かれます。

 

このブログは、主に建設業の方々に向けたものであるため、特に上記の①の産業廃棄物収集運搬業についての解説がメインになります。

 

なお、上記の②の特別管理産業廃棄物収集運搬業は、廃棄物処理法で特に被害を発生するおそれがる産業廃棄物を収集運搬する業務になります。この業務は、一般の産業廃棄物収集運搬業よりも厳しい管理が必要なものです。

 

本日は、この産業廃棄物処理業の種類について解説したいと思います。

 

産業廃棄物処理業の種類

 

再度書きますが、産業廃棄物処理業務の種類には、産業廃棄物収集運搬業と産業廃棄物処分業の2つがあります。また、産業廃棄物収集運搬業は扱う産業廃棄物の種類によって①一般の産業廃棄物収集運搬業と②特別管理産業廃棄物収集運搬業に分かれます。

 

ここは、用語のとらえ方が重要になりますので、混乱を招かぬためしっかりとご理解ください。

 

  • 産業廃棄物収集運搬業の種類

 

さて、はじめに産業廃棄物収集運搬業とは、排出業者から委託を受けた廃棄物を産業廃棄物処理施設まで運搬する業務です。

 

この業務には、「積替保管を含まない」で、産業廃棄物処理施設まで直行運搬する業務と、「積替保管を含む」収集した廃棄物を一時保管場所で保管し、それから産業廃棄物処理施設へ運搬する業務の2つがあります。

 

よく、収集した廃棄物を一時保管場所に貯めて、一定量に達したら産業廃棄物処理施設へ運ぶ方法を思い浮かべると思いますが、これが、「積替保管を含む」に該当します。それ以外の収集現場から直行で産業廃棄物処理施設へ運ぶことを、「積替保管を含まない」といいます。

 

建設業者の方の場合、一般的には、「積替保管を含まない」産業廃棄物収集運搬業の許可を取得される方が多い(ほとんど)です。

 

ここで多くの方は、疑問に感じると思いますが、積替えや保管ができると効率的な配送ができて、運送コストを削減することが可能になるのに、なぜ「積替保管を含まない」ものの許可が多いのか?ということです。

 

答えは、「積替保管を含む」許可を取得する場合、例えば、保管場所の周囲に囲いを設け、産業廃棄物の保管場所である旨の表示、廃棄物の流出、放出、浸透、悪臭に対する必要な措置を講ずる必要が出てきます。このように非常に許可の取得にコストや手間がかかる難しいものです。

 

そのため、建設業者の方の場合は、元請業者よりの依頼の場合が多いため、工事の請負規模にもよりますが、直行で対応可能な場合は、、「積替保管を含まない」もので対応されるところが多いです。

 

  • 産業廃棄物処分業の種類

 

産業廃棄物を処分する業務としては、①一般の産業廃棄物処分業と②特別管理産業廃棄物処分業の2つがあります。

 

更に処分業は、①廃棄物を自然界に捨てる最終処分業と、②リサイクルしたり、最終処分しやすいように小さくしたりする中間処分業の2つに分けられます。

 

このブログは、あくまでも建設会社の方を対象にしているため、処分業の細かな説明は省かせていただきます。

 

まとめとして

 

一般的に、産業廃棄物以外のオフィスなどの事業系ごみや、家庭ごみは市町村が処理をします。しかし、事業活動により発生した廃棄物(産業廃棄物)については、事業者が処理することになります。

 

建設工事で発生する廃材の処理を、下請業者に依頼する場合は、その下請業者が産業廃棄物処理に関する許可を備えている必要があります。もしも、無許可の下と請業者がそれを行った場合は、依頼した元請業者等と実行した下請業者がともに罰せられることになります。

 

特に現場工事の慣行で、下請け業者に廃材等の処理を依頼している場合は、ご注意ください。